測定例

スプリットシリンダ共振器 試料厚は測定値に影響しないことを確認(40 GHz, PP)

概要

同じ材料でも試料厚が大きく異なると誘電率測定値に違いが出るのでは?というご質問を受けることがあります。 EMラボのスプリットシリンダの場合、薄い試料でも厚い試料でも(材料の特性が同じであれば)同じ測定結果が得られます。 このことを示すため、20μmの大きなフィルムから試料を10枚作成して、1枚ずつ測定した結果と、重ねて測定した結果を比較しました。 同じ材料であれば 20μmでも200μmでも誘電率測定値に有意差は無いことが分かります。 もし「同じ材質」で厚さ違いの試料を測定して、測定結果が異なれば、実際には材料の特性が異なると考えられます。

システム構成

  • スプリットシリンダ共振器 40 GHz CR-740
  • スプリットシリンダ共振器用 誘電率測定ソフトウェア CR-MA
  • ネットワークアナライザ: P5007A(キーサイト・テクノロジー社製)

試料

ポリプロピレン(19.6 µm x 10枚)

測定結果