誘電率・透磁率・斜入射反射特性など幅広い用途に柔軟に対応できるフリースペース法は、マイクロ波 の材料評価になくてはならないものです。 サイドローブが極めて小さい誘電体アンテナを用いて不要反 射を抑え、電波暗室や電波吸収体なしで正確な評価を可能にした画期的なソリューションです。 また、従来は大掛かりになりがちだったメカ機構を大幅に見直し、測定精度を維持したまま軽量化に 成功しました。アンテナポジショナの精度は一切妥協していませんので、誘電率・透磁率測定に不可欠 の正確なTRL校正が可能です。 Keysight材料測定スイート N1500Aと組み合わせて効率的で信頼性の高い材料測定が行えます。
これまでと違う! EMラボのフリースペース YouTubeで視聴
独自設計の誘電体アンテナが信号の直径を試料面で約3波長まで絞り、サイドローブを-30 dB以下に抑えます。 電磁波の不要反射がほとんど発生しないため、周囲の電磁環境を気にすることなく材料測定に 専念できます。また信号が絞られているため、試料のサイズを小さくできるメリットもあります。 従来のように、電波暗室や電波吸収体を必要としない ため、大幅なコストダウンとエンジニアリング工数の 削減につながります。 斜入射反射測定においても共通のプラットフォームを 使用して、不要反射の影響を受けにくい再現性の高い 測定が可能です。
型番 | 品名 | 周波数範囲 (GHz) |
測定ビ ー ム径 | 測定ビーム サイドローブ |
アンテナ焦点距離 |
---|---|---|---|---|---|
FS-110 | フリースペース 110 GHz | 18-110 | 3 λ | -30 dB | 280 mm |
FS-Eband | フリースペース 60-90 GHz | 60-90 | 3 λ | -30 dB | 150 mm |